通常国会前、政権に打撃=後任、小沢氏の意向反映か−藤井財務相の辞任で(時事通信)

 藤井裕久財務相の辞意表明は、鳩山政権に大きな打撃を与えそうだ。通常国会召集を18日に控え、鳩山由紀夫首相は藤井氏を慰留したが、体調不良の同氏の辞意は固い。2010年度予算編成を指揮した財務相を欠く事態になり、与党内には「予算審議を前に担当閣僚が辞める事態は深刻だ」と国会審議への影響を懸念する声が出ている。
 77歳の藤井氏は閣僚では最高齢のベテランで、旧大蔵省出身の財政通。民主党内には、財政に関して藤井氏をしのぐ人材はおらず、「藤井氏では通ることも、他の人では通らない」(首相周辺)とも指摘された。藤井氏の国会での安定した答弁に、首相の期待は高かった。
 予算編成をめぐっては、新規国債発行額は過去最大の44兆円超に達し、ガソリン税暫定税率廃止はマニフェスト(政権公約)に反して実質的に維持。国会論戦の主戦場となる衆院予算委員会で、野党側がこうした「公約違反」を厳しく追及するのは必至で、「誰が財務相でもなかなか大変」(民主党中堅)な状況となる。
 首相は4日の記者会見で「できる限り閣僚には長く務めていただきたい」と述べていたが、藤井氏の場合「健康問題だから仕方ない」との声が与党内には多い。ただ、代わりが務まる後任人事の選択肢は限られる。調整は難航が予想され、首相が人事で指導力を発揮できるか。最終的には、鳩山政権の実権を握る民主党の小沢一郎幹事長の意向が反映されるとの見方も強い。 

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