規制・制度改革分科会に「驚きを禁じえない」−日医が見解(医療介護CBニュース)

 日本医師会の中川俊男常任理事は3月3日の記者会見で、今年度末で設置期間が終了する政府の規制改革会議の後継組織として行政刷新会議の下に新設される「規制・制度改革に関する分科会」に関する日医としての見解を示した。見解では、民主党はかつては規制改革そのものに否定的だったと指摘。その上で、「今回、前身組織のメンバーを再起用し、市場原理主義を重視する規制改革の悪い流れを引き継ごうとしていることに驚きを禁じえない」とし、「市場原理主義への回帰は絶対に認められない」と強調している。

 見解ではまた、規制改革会議が昨年、「重要取組課題」として選定したいわゆる「混合診療」の在り方の見直しや診療看護師資格の新設などは、「民主党のマニフェストには一切ない」として、「公約とも照らしあわせ、政治主導で国民のための改革を実現されるよう要望する」とした。

 中川氏は会見で、「政治主導には大賛成だが、どうも分科会のスタートに際して巧みに官僚が主導的な役割を担っているのではないか」との懸念を示した。その上で、「今の地域医療の崩壊が、小泉政権から始まった医療費抑制政策、市場原理主義の導入が主たる原因だということを、もう一度再確認してやってほしいと思っている」と述べた。


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